オリジナルレポートです。2018年度に対応しています。A判定で、「分かりやすくまとめられていました」とのコメントをいただきました。皆様の参考の一助になればと願っております。
【第2設題】
テキストの第7章「18世紀の散文、詩、劇」、第8章「小説の誕生、そして成長」、第11章「ヴィクトリア朝の小説」、第14章「戦後の文学」をまとめなさい。
テキストの第7章「18世紀の散文、詩、劇」、第8章「小説の誕生、そして成長」、第11章「ヴィクトリア朝の小説」、第14章「戦後の文学」をまとめなさい。
第7章「18世紀の散文、詩、劇」
世界の強国となった18世紀のイギリスは、対外的にはきわめて多事多忙であったが、国内のウォルポール長期政権のあいだに、国内の経済力はじっくりと貯えられていった。政治・経済の成長は文化の成長にも結果した。市民社会の形成が早かったイギリスでは市民の需要に応えるべく英国ジャーナリズムが起こった。
イギリス最初のジャーナリストDaniel Defoeは、市民階級の知的活力を代表するような人物であった。60年前のロンドンの大疫病についてまとめたA Journal of the Plague Yearは、生まれつきのジャーナリストとしての才能と小説家の才能の両方が発揮された最高傑作のひとつである。また、Robinson Crusoeは、小説家としての彼の名を不朽のものにした。英国ジャーナリズムをさらに完成に近づけたのはJoseph AddisonとRichard Steeleである。教養人であった彼らは、The Ta...