私のレポートの多くは教科書とインターネットのみで作成しており、参考文献を用いたものは末に記載しております。評価はAが多く、不合格になったことはありませんので安心してください。
先輩・後輩・友人たちとレポートや試験のことを対策できる四年制大学とは違い、通信教育は孤独や情報不足との戦いだと思います。そこで是非当資料を参考にしていただければと思いました。丸写しにすると罰則?があるようなので、あくまで「この程度が合格基準なのか」ということを測るものさしとしてご活用ください。
第三章「知識の問題」第一節「認識の意味」の内容を要約せよ。そしてテキストの内容に即して、自分のコメント・批判を加えよ。
≪認識≫
我々は感覚に導かれて生活しているが、感覚ほど不確実なものはない。行動主体によって捉え方が異なり、一つの事物を私が見ているのとまったく同じように他の人が見ているという保証はどこにもないのである。つまり、一時的・感覚的な認識は真に認識の名に値せず、何らの存在についての認識ではないと言える。とはいうものの、感覚はあまりにも生気に満ち溢れており、何らかの真実性をもっているとせざるを得ないのである。こうした議論において、ソクラテスは正義の普遍的・必然的な知識を求め、彼の弟子であるプラトンは、この倫理的・実践的な知識を、知識それ自身として探究したのである。
≪プラトンの認識論≫
プラトンの認識論は有名な「洞窟の譬え」によって知ることができる。彼はこの比喩で四つの段階的な「存在の種類」を提示し、それらが異なる認識能力によって把握されると説いた。一つ目は壁面に投射されている影像の認識であり、二つ目はその実体として人々が持ち歩いているさまざまの摸像の認識であり、三つ目は地...