私のレポートの多くは教科書とインターネットのみで作成しており、参考文献を用いたものは末に記載しております。評価はAが多く、不合格になったことはありませんので安心してください。
先輩・後輩・友人たちとレポートや試験のことを対策できる四年制大学とは違い、通信教育は孤独や情報不足との戦いだと思います。そこで是非当資料を参考にしていただければと思いました。丸写しにすると罰則?があるようなので、あくまで「この程度が合格基準なのか」ということを測るものさしとしてご活用ください。
テキスト『多神教と一神教』について
古代地中海世界の多神教そして一神教の成り立ちや変化、後世への影響について、歴史的背景を意識しながら論じなさい。
ネアンデルタール人による埋葬の習慣以降、「宗教」は歴史のなかで重要な役割を担い続けている。そして、今回の舞台となる「古代地中海世界」においては、多くのファクターが征服活動や交易を経て、撹拌されることで様々な宗教が生じたという背景がある。なお、宗教は「一神教」と「多神教」に大別することができ、それらは必ずしも二者択一的なものではない。
本リポートでは、古代地中海世界が生み出した多神教と一神教の成り立ちや変化を考察し、まとめとしてそれらが後世に及ぼした影響を論じていく。一神教に関してはテキストに記述の多いユダヤ教とキリスト教を中心に挙げ、それらと関連するイスラム教を扱う。
多神教
《多神教の特徴》
多神教崇拝は自然史の一部ともいえる人間生活の営みのなかで自ずと芽生えたものであった。なにか歴史上の出来事があり、開祖にあたるような人物がいたわけではなく、民衆の間で素朴な形で生まれたのである。
例えば、太古の昔から世界各地で豊満な裸婦の象徴する地母...