八州学園大学 情報資源組織論 最終課題
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情報資源組織論 最終課題
図書館では、膨大な量の図書館資料の中から利用者が自分に必要なものを検索できるよう、資料の書誌情報が隈なく管理されている。その際に重要な要素として挙げられるキーワードが「分類」「目録」「件名」の3点である。これら3つの要素がどのように関わり合い、図書館利用者の資料検索ニーズをどのように満たしているかを論じる。
3つの要素を比較した際、「目録」は唯一物理的に目に見える形で存在しているという点が他の2つの要素とは異なると考えられる。現在はコンピュータ目録(MARC)によって電子化されているが、その中にある個々の書誌情報は目にすることができる。また、以前はカード目録が使われていたことからも、目録が元来「物」であることを示している。それでは「目録」の存在意義とは何か。図書館で資料を検索しようとする時、書架をブラウジングするという方法ももちろんあるが、閉架図書を含めた詳細な資料検索となると利用者は目録にアクセスすることになる。図書館法では第3条にて、図書館奉仕のために努めるべき事柄の1つに「目録の整備」を挙げている。整備された目録があって、初めて図書館利用者が正確な資...