連関資料 :: 幼児指導論②

資料:4件

  • 幼児指導Ⅰ(2分冊)
  • 駅前の駐輪禁止の場所に自転車やバイクを置いていく人たちなど、挙げればきりが無いくらいである。このようなモラル低下に歯止めをかけるためには、幼少期にきちんと道徳性を身につけておく必要がある。 そこで、幼稚園においての道徳性の芽生えを培う効果的な指導のあり方について考察していく。 幼稚園教育要領解説によると、「幼児期は、社会生活において必要とされる自立と協同の態度及び道徳性などの芽生えを培う上で大切な次期であり、それらは生活の中で様々な人とふれあい、互いの感情や意思を表現したり、共感したりすることを通して培われるものである」(注1)とある。 幼児生涯を通じて必要な自立と協同の態度及び道徳性の芽生えを培う重要な時期である。幼児が人への愛情と信頼感をもつためには、まず親子のふれあいを深め、愛情あふれる家庭にしていくことが重要であり、幼児教育関係機関では、先生との信頼関係を築き、安心して自分の思いを出せるようにしていくことが必要である。幼児は、家族や先生に愛され温かく見守られているという安心感と人に対する信頼感に支えられて、自分自身の生活を確立していくようになる。 相手の気持ちに気付いたり、よいことや悪いことがあることに気付いたりしていくようになる。これらの経験が重なって自立と協同の態度や道徳性の芽生えが培われていく。そのためには、同年代の幼児同士の豊かなかかわりが大切である。その際、初めから友達と上手に付き合うことだけを目指すのではなく、自分のしたいことをしたり自己主張したりしながら、次第に相つようになり、一緒に遊ぶ楽しさやともに生活する喜びを感じるようになっていく。うれしい、悲しい、悔しいなどの感情を友達と共有することで一緒に活動する楽しさを感じ、ともに過ごす経験を重ねることで相手の考えを受け入れようとする気持ちが高まり、きまりやルールを守ろうとすること、みんなで使うものを大切にしようとする態度などを身に付けていく。友達とかかわる中でいざこざや葛藤を経験し、それを何とか解決しようと試みることは、自分と他人の気持ちが異なることに気付き、思いやりや善悪のとらえ方を発達させる重要な経験である。 幼児期は、自分の行動について客観的に考えることや、善悪の判断がまだできにくい時期であり、親や教師から認められたり、褒められたりするとよいことなのだと考え、逆に注意されたり、叱られたり、拒否されたりすると悪いことなのだと次第に知るようになる。したがって、教師は、家庭と連携しつつ、適切な援助を行うことが必要になる。幼児は、周りの大人のこうした様々な対応により、「してよいこと」「してはわるいこと」などを判断しながら学んでいく。幼稚園では、これら全体を踏まえて、好ましい道徳的な判断力や、善悪に対する好悪の感情の基盤となる道徳性の芽生えが培われるよう、繰り返し丁寧に指導することが重要なのである。 また、人間関係が希薄化していると言われている現在、高齢者をはじめとする地域の人々や障害者、小・中学生や高校生、外国人など、様々な人とのかかわりをもつことも、自立と協同の態度や道徳性の芽生えを培うためには重要である。さらに、間接的ではあるが、幼児を取り巻く家族の関係、保育者同士、保護者同士、保護者と保育者と高齢者や障害者なども含む地域の人々など大人同士が円滑な人間関係を築いていくことは、幼児にとってモデルとなり、人とかかわる力を育む上で重要である。 幼児は、集団生活の中で、遊び等を通じて、自分と他者の調和を図る態度や行動を次第に身に付けようとする姿を見せる。幼児が、家族や先生との信頼関係
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  • 幼児指導分冊)遊びと総合的な指導
  • 玉川大学の通信レポート【B判定】 全くの素人が独学で書いたものなので、簡単な内容となっております。どうぞ、参考用にご覧下さい。 ―教員コメントー  事例を用いて考察する場合には、子供たちの年齢や普段の姿を捉えることが必要です。今までの経験を踏まえて、子どもたちが自主的に遊び(ロボット作り)を発展させていることが明確になります。 ―内容―  幼稚園教育要領には「遊びを通しての指導を中心として第2章に示すねらいが総合的に達成されるようにすること」と明記されている。遊びの意味を踏まえて、総合的な指導について論じていく。
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  • 幼児教育課程幼児の育ちの把握と教育課程・指導計画
  • 玉川大学の通信レポート【A判定】 全くの素人が独学で書いたものなので、簡単な内容となっております。どうぞ、参考用にご覧下さい。 ―教員コメントー  理論としての学びはしっかりと理解されたと考えられるレポートであると評価します。これを実践に移す時、いくつかの壁ができるかと。特に教育過程を見据えるということが難しいようですが、それが根幹でもあります。よい型での関係性を保ちつつ、保育の計画がなされることを願います。 ―内容―  教育課程と指導計画とはなにか、また、その関係性とはどのようなものかを説明していく。  幼稚園教育には、法令及び幼稚園教育要領に従い幼児の心身の発達や幼稚園及び地域の実態に即応した適切な教育課程を編成することが求められている。ここで示されている法令として次のことが挙げられる。 学校教育法22条では「幼稚園では、義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする。」それは幼児の心身の発達の手助けをし、環境を必要に応じて計画的に構成するということである。ここに幼稚園教育の根源となる「環境を通して行う教育」と「遊びを通しての総合的な指導」へと繋がっていくのである・・・
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