科目コード07805「教育の方法と技術」第1分冊
授業の全体は①授業目標の設定、②学習者の事前調査、③授業計画の決定、④狭義の教授活動、そして⑤評価(生徒の評価及び教授活動の評価)の手順で成り立っている。
①は学習指導要領等にもとづいて授業の目標を決めることである。②は、事前に対象の生徒の知識などを調査することである。③は、授業を決定することである。設定された授業目標を、生徒にどのようにして達成させるかの段階である。④は、設計に基づいて生徒に対して直接に働きかけることである。⑤は生徒をある基準によって評定することである。また、その教授活動の全体を評価することである。
次に、直接的に関わる授業設計の手順は主に2つの「単元全体についての授業設計」と「本時の学習指導についての授業設計」である。
まず、「単元全体についての授業設計」とは「単元の設定」→「単元指導目標の設定」→「単元設定理由の明示」→「単元指導計画の設定」をすることである。
「単元の指導目標」は学習指導要領を参照にし(1)教科・教材のねらい、(2)生徒の実態を考慮して決めるのである。「単元設定の理由」は目標の...