2019年度 佛教大学 通信教育課程 S0613「社会科概論」第1設題 A判定レポートです。
佛教大学指定教科書を使用
「社会科固有の授業理論30の提言:総合的学習との関係を明確にする視点」明治図書出版
【第1設題】3200字
本テキストで述べる社会科授業の基本構造について説明し、平成20年版学習指導要領における社会科の教科目標との関連を考察しなさい。また基本構造に基づく社会科授業の在り方について、いくつかの理論に触れつつ具体的な授業事例を挙げて説明しなさい。
【教授からのレポート所見】
評価の基準および留意点に沿って論述されていました。自分の考えを述べられていたことも高評価です。
この資料をレポート作成の参考にして役立てて頂きたいと存じます。
第1設題 3200字
『本テキストで述べる社会科授業の基本構造について説明し、平成20年度版学習指導要領における社会科の教科目標との関連を考察しなさい。また基本構造に基づく社会科授業のあり方について、幾つかの理論に触れつつ具体的な授業事例を挙げて説明しなさい。』
平成20年3月に新しい学習指導要領が告示された。この改訂では、改正された教育基本法や学校教育法等の理念を踏まえ、子どもの発達上の課題や社会の変化に対応して改訂された。このような現状を踏まえ、これからの社会科授業のあり方について述べていく。
初めに、社会科授業の基本構造について、以下の3つの要素について述べる。
①「構造的知識の学習」について述べる。社会科の内容は社会諸科学の蓄積してきた研究成果から構成されるが、単元の学習内容が構造化された知識として提示されれば、学習内容の定着性・応用度が高まる。単元の全体構造と学習領域、学習内容が構造的に示されることにより、なぜ学ぶ価値があるのかについて説明できるようになり、無暗な暗記を強いる必要がなくなる。生徒にとって、より理解度の高い授業となる。また、単元の知識の構造をより説明可能に...