東京福祉大学のレポートです。
所見として「生活科の目標や学習内容などまとめられている」と高評価いただいております。
【設題1】幼児保育の基本と,教科「生活」の目標や内容との関連や連続について具体的に考察して述べよ。
設題で求められている幼児保育の基本と教科「生活」との関連性等について述べる前に、幼児期の保育の基本と教科「生活」の目標や内容についてそれぞれまとめ、その後、双方の関連や連続について述べる。
「幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なものである。」というこの一文は、教育基本法の第11条で述べられている条文である。これは幼児保育の考え方を明確にまとめている一文であり、保育者はこの幼児保育の基本である条文を常に念頭に置いて保育に努めなければならない。人間は出生して大人になるまで様々な事柄を学び、心身の発達を図りながら成長していく。これからを担う子どもの人格形成と成長においての基礎を培う重要な機関が幼稚園、保育園、認定こども園である。歴史的・社会的背景により、幼児期の保育に関して、「教育」という観点を中心に文部科学省による幼稚園運営が成され、一方で「保育と療育」という観点から厚生労働省管轄が保育園を運営している。双方は「教育」と「保育」と言う見解の違いから、小学校就学前の子どもに対...