東京福祉大学のレポートです。
所見として「よくまとめられている。落ち着いた筆致で申し分ない」と高評価を頂きました。
【設題1】 人権教育の現状と課題について考察し、学校での人権教育のあり方について考えを述べよ。
日本だけではなく、全世界において、女性や子ども、障害者や人種、病気などをめぐる様々な人権問題は多岐にわたり、昔から現代に至る長い年月の間、多く議論されてきた。例えば、身近な人権問題として日本では、北海道の先住民であるアイヌ民族に対する「民族として生活する事を否定する」とした差別や、ハンセン病患者に対して偏見から平等に教育を受けさせず、結婚や出産、居住や就職する自由などのあらゆる権利を奪った歴史的に忘れてはならない人権差別の歴史がある。世界的には、アメリカ合衆国の黒人奴隷の歴史や、ドイツのユダヤ人差別の歴史も我々が忘れてはならない重要な人権問題の歴史である。しかしながら、これら差別や迫害などから「人権問題の解決」を目的とした事が元になり、その時代に生きる人の生活や、価値観が一変する様な歴史的革命運動が起きたのも事実である。このことから、昔から我々が生きていく上で、生活と人権問題は切っても切り離せない関係性が存在するのであり、人権問題が起因となり、社会的変革へと結び付くことも少なくないのである...