日大通教 国際金融論 分冊1
【課題】外国為替取引に伴うリスク
【参考文献】】国際金融のしくみ
(著者)秦忠夫、本田敬吉、西村陽造
(出版社)有斐閣アルマ(出版年月日)2012/8/11
【評価】 為替についてよくまとまっています。
外国為替取引におけるリスクについて述べる。
経済のグローバル化が進んだ現代において、それぞれの国は自国以外との取引が必要となり、その際、異種通貨の交換が発生する。その際、それぞれの通貨の交換比率が必要になるが、それが外国為替相場となる。
外国為替相場においては、その相場の変動によって損失が生じる可能性もあり、それを為替リスクという。外国為替レートは常に変動する為、先を予測することは難しく、海外と取引のある企業やグローバル展開している企業においては、企業収益に大きく影響する問題である。企業の活動において為替リスクをいかに抑え、収益を上げる事ができるかどうかが重要となっている。
企業が持つ金融資産のうち、外貨建ての債権や債務の金額の大きさをエクスポージャーと称すが、リスク管理を行う上で、エクスポージャーを適切に把握する事が各企業のリスクヘッジにつながる。企業にとって必要なのは、各企業が持つ為替エクスポージャーを正確に把握し、リスク管理、リスクヘッジを行う事が、為替レートの動向を予測する以上に重要となっている。 シャピロによると為替エクスポージャーは、取引エクスポージャー、為替換算エクスポ...