評価はBでした。
【参考文献】
・厚生労働省「保育所保育指針解説書」<株式会社フレーベル 2016.10.15>
・谷田貝公昭「保育原理」<一藝社 2015.3.25>
・森上史朗「よくわかる保育原理」<ミネルヴァ書房 2015.04.10>
・上野恭裕/大橋喜美子「現場の視点で学ぶ保育原理」<教育出版 2016.03.30>
・鈴木昌世「子どもの心によりそう保育原理」<福村出版 2012.05.10>
・民秋言「保育原理」<北大路書房 2014.03>
・天野珠路「保育原理」<中央法規出版 2015.11.10>
子どもの保育は環境を通して行うことを基本としている。これは幼稚園教育要領と保育所保育指針共に明確にされている。乳幼児期は人格形成の基礎を培う大切な時期である為、幼稚園や保育所ではこの環境を通して行う保育を理解し、子どもの発達の特性も理解する必要がある。そこで環境を通して行う保育について述べる。
1.環境を通して行う保育の必要性
環境を通して行う保育は保育者が子どもに知識や技能を一方的に教えて身に着くものではなくいのである。また、子どもが環境にどのように関わるか任せる状態では、子どもの成長、発達を偶然に任せており、望ましい成長、発達に繋がる経験にならないのである。このような保育にならない為に保育者は子ども達を一人一人よく観察し、子どもの発達に必要な事を理解し、環境を構成していく必要がある。そうして、子どもは生活や遊びの中で自身の興味や欲求に基づき、物事に自ら関わろうとする意欲などにより自らが進んで環境に携わり直接的な体験を通し、環境から応答を受けるといった相互関係により成り立ち、成長・発達していくのである。
2.環境の種類
一つ目に人的環境がある。保育者、家族、友達や地域住民などである。...