評価はAでした。
【参考文献】
・内田伸子「よくわかる乳幼児心理学」<ミネルヴァ書房 2008.1.15>
・平山諭、鈴木隆男「発達心理学の基礎Ⅰ」<ミネルヴァ書房 1993.6.30>
・菅俊夫「発達心理学」<法律文化社 1996.2.10>
・無藤隆「よくわかる発達心理学」<ミネルヴァ書房 2009.1.30>
・小西行郎「子どもの心の発達がわかる本」<講談社 2007.8.27>
・田中真介「発達がわかれば子どもが見える」<ぎょうせい 2009.2.25>
乳幼児期の遊びは子どもの主体的な活動であり、心身の調和のとれた発達の基礎を培う学習であるとされている。子どもは遊びを通して生涯生きていく上で必要となる基礎的な力を育てていくのである。つまり、子どもは遊びを通して様々な事を学び、発達をしていくのである。遊びが人格形成や社会性の発達にどのような意味を持つのか述べる。
乳児期には一人遊びが多く見られる。自身の指をなめたり、手を合わせたり、足をばたばたさせたり、遊びながら自我の確認をする。また、玩具を握ったり触ったりして形状を確かめたりする。また、上手に玩具を握れるようになると、玩具を振って音を出して遊ぶ。この遊びにより、動かすと様々な音が出る事を学ぶ。感覚器官を用いて遊ぶので感覚遊びとも言われる。9カ月頃になると、玩具などを落として拾ってもらうというやりとりを繰り返すようになる。これは物を上手に掴んだり、離したりする事が出来る様になった事を意味する。また、拾ってもらう事により周りとのやりとりも楽しめるようになった意味もある。もう少し大きくなると、人に渡して遊ぶ事も覚える。このように乳児期から子どもは遊びを通して周りとコミュニケーションを図っ...