評価はAでした。
【参考文献】
・中澤潤「よくわかる教育心理学」<ミネルヴァ書房 2008.5.20>
・小川正人、森津太子、山口義枝「心理と教育を学ぶために」<財団法人 放送大学教育振興会 2012.3.20>
・三宅和夫、北尾倫彦、小嶋秀夫「教育心理学小辞典」<有斐閣 1991.9.10>
・鎌原雅彦、竹網誠一郎「やさしい教育心理学」<有斐閣 1999.4.20>
やる気とは進んで意欲的に物事を成し遂げようとする気持ちである。子どもがやる気を起こし活動するには子どものやる気を尊重し、子どもの成長発達に関わる大人がいかにやる気を引き出すかが重要である。子どもにやる気を起こさせるにはどのようにしらたよいのか考察する。
まず、動機づけについて述べる。動機づけとは目標に向かって行動を起こさせ目標に達するまで持続させる作用、過程あるいは状態の事であり、外発的動機づけと内発的動機づけに大別される。外発的動機づけは行動が外的に存在している目標・誘因により誘発され強化される動機づけで、行動は目標に到達する為の手段である。賞罰など外からの働きかけにより行動が引き起こされる為、普段自発しないような場合に対して有効だと考える。しかし、報酬を与える事でやる気を引き出す事は可能であるが、報酬や称賛が無い場合は逆に行動を自発せず、動機づけが低下する事が考えられる。これは外的報酬や罰に依存し、自主性が損なわれる危険もある。
内発的動機づけは遊びのように自発的で、その事自体は面白く楽しいから行動を起こすというものであり、行動自体が目標としている。外部からの報酬が不要で、自身...