評価はAでした。
【参考文献】
・待井和江「保育内容論 幼児教育科。保育科・保母養成課程用」<東京書籍 1995.10.1>
・森重敏「保育内容総論」<家政教育社 1992.10>
・西頭三雄児「保育内容総論」<福村出版 1983.4>
・高杉白子「保育内容総論」<東京書籍 1990.4>
・森上史朗「教育課程保育計画総論」<ミネルヴァ書房 1991.4>
幼児期の保育は環境を通して行うことを基本としている。これは幼稚園教育要領と保育所保育指針共に基本とされている。幼児期は人格形成の基礎と培う大切な時期である為、幼稚園や保育所ではこの環境を通して行う基本を正しく理解して、さらに幼児期の特性も理解し行う必要がある。そこで環境を通して行う教育について述べる。
1.保育における環境
保育における環境は大きく人的環境、物的環境、自然環境に分けられる。人的環境とは保育者・家族・友達や、地域住民やその中にある人間関係など社会的役割、雰囲気などを含めたものをいう。物的環境とは、園舎、園庭、遊具、設備、教具、玩具など物理的なものと絵本や紙芝居、テレビなど社会文化情的なものも含めたものをいう。自然環境とは山、海、川、太陽、季節などの自然環境のことをいう。さらに、時間や場所などの空間など様々なものが環境と考えられる。しかし、これらの環境はただそこにあるだけでは成り立たず、子ども自らが興味や関心に基づいて主体的に関わり、子ども一人ひとりの育ちにとって意味のある環境の事をいうのである。
2.環境に関わる事による子どもの発達
子どもは自ら成長発達する力...