統合失調症についてのまとめ、援助者としての留意点

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    統合失調症とは、「10代後半~20代前半の思春期、青年期に発症し、人格、知覚、感情、対人関係などに障害をきたす原因不明の脳の疾患1)」のことを言い、人が一生のうちに発症する率(生涯罹患率)は、100人に1人といわれている。発症原因は、不明ながらも徐々に解明されている部分もある。その一つが遺伝である。これは必ずしも、「遺伝によって、発症する」というのではなく、「遺伝によって、発症しやすくなる」というものであり、病気そのものが遺伝するというより、生物学的な脆弱性が遺伝するという考え方が主である。次に「ストレス」によるものである。日常生活におけるストレスやライフイベントの失敗などによる精神的負担などによって発症する場合がある。さらに、性格や養育環境などもその原因として考えられ、一つの要因が症状を引き起こすのではなく、複数の要因が重なり合うものであるというのが、現状での原因理解である。

    統合失調症は、「精神分裂病」と呼ばれていた時代が長い。精神分裂病という名称は、「人間性が分裂して、訳のわからない言動や何をするかわからない怖い人間」という人格をも否定するイメージを強く与えた。そのことは、当事...

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