佛教大学 日本仏教史 第2設題 Q0701 B評価

閲覧数1,674
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2017年度にB評価で合格したレポートです。
    購入にあたっては以下のことをご了承ください。
    ①丸写し、コピペ等は避けてください。法令・校則等で処罰の対象となります。
    ②あくまでB評価の基準を示すものであり、合格または高評価を保証するものではありません。参考資料として利用してください。

    巻末に所見を載せておきましたので、参考にしてください。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    平安貴族社会における仏教思想受容の特色を論ぜよ。
     現在の日本では親鸞や道元・法然が広めた鎌倉仏教は人気があり注目される存在であるが、最澄や空海を中心とする平安仏教は知ってはいるが注目される存在ではなかった。まず、鎌倉仏教と平安仏教の違いについて比較し整理しておく。第一に、鎌倉仏教は誰にでも可能な実践によって仏教が民衆の手の届くものになったのに対し、平安仏教は修行などを行う民衆に遠い存在であり、貴族の仏教であり鎮護国家の仏教であると見られていた。第二に、親鸞や道元の思想は宗教哲学として現代でも第一線で実践される高度な内容となっており、また、日本の社会に適応した仏教の日本化が見られる。これに対し平安仏教は、祈祷仏教である面が強く思想内容はあまり豊かではないと考えられている。しかし、実践面での平易化の源流は最澄の大乗戒に見ることができるものである。平安末期から鎌倉初期に活躍する法然は、比叡山で修業をして後に浄土宗を開き、法然の弟子である親鸞は浄土真宗の開祖となるなど、鎌倉仏教と平安仏教は全く別のものではなく、平安仏教は鎌倉仏教を生む源流になったと言える。平安期に日本仏教の基礎が築かれ、鎌倉...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。