日大通信平成29~30年度商法分冊2合格レポートです。カモシュウ、スクーリング対策にもおすすめです。
商法1
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企業は取引コストを最小限にすることを望
むから、商取引は円滑かつ簡便に行わなけ
ればならず、取引の安全が一段と強く要請さ
れる。取引の相手方が取引に際して細目的な
調査をしなくとも、外観から判断して相違が
なければ取引は成立する結果となることを求
める。流通の保護を重視する商法は外観主義
に基づいて善意の第三者の保護を強化してい
る。
外観主義とは、私法一般の理念であり、商
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取引の安全、安定、迅速性に資するために商
法全体を貫いている宝利である。真実に反す
る行為の外観を信頼して取引し損害を被った
者に対して、外観作出者は責任を負わなけれ
ばならないとする考え方をいい、企業取引の
安定性の要求から導かれるものである。この
考え方に基づいて規定された商法の中で、この
名板貸について説明していく。
商号は、営業の長年による信頼や資本の投
下により形成された企業やその商品に対する
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信用によって集客力を有するようになる。こ
れから営業を始めようとする企業にとって、
このような商号を利用できることからきわめて
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