佛教大学の通信教育過程でのレポートになります。
設題は「小学校第4学年の内容「(2)金属、水、空気と温度」(テキスト16ページ)のア、ウそれぞれの自然の事物・現象について、小学校の授業で扱われている観察や実験をもとに、粒子概念を用いて説明しなさい。」になります。
テキスト『改訂理科概論』佛教大学通信教育部
「第1設題」
小学校第4学年の内容「(2)金属、水、空気と温度」(テキスト16ページ)のア、ウそれぞれの自然の事物・現象について、小学校の授業で扱われている観察や実験をもとに、粒子概念を用いて説明しなさい。
まず、設題における答案記述の前に小学校理科の特性について考えてみよう。小学校の理科では、児童が自然とのかかわりの中で問題を見出し、見通しを持った観察、実験を通して自然の事物・現象と科学的にかかわり、結果や結論を実際の自然や日常の生活との関わりの中で見直し、実感を伴った理解を図ることを重視している。つまり、日常的な生活の中での問題解決の能力や自然を愛する心情を育むことが大切なのである。これらは理科教科の目標にも表されている。人間の営みや人間形成、自然への働きかけを考えること、頭で考えたことを、手を使って実現する能力は、理科教育だからこそ達成できる目的である。
それではここで設題への論述を示してみる。
金属、水及び空気は、温めたり冷やしたりすると、その体積が変わること。
金属、水、空気をそれぞれ温めると、それらの体積は膨張し、逆に冷や...