社会科・公民科教育法Ⅰ 分冊1

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    ①1998(平成10年)告示「中学校学習指導要領社会篇」における公民的分野の能力目標と言われている箇所を指摘し、その内容について中学生にも理解できるよう説明しなさい。
    ②中学校社会科公民的分野の教科書(出版社は問わないが検定済み教科書であること)から数時間分の授業について、上記①に沿った内容の授業計画を立案し、その授業の内容と方法について詳しく論じなさい。

     ①この学習指導要領の能力目標は、「現代の社会的事象に対する関心を高め、様々な資料を適切に収集、選択して多面的・多角的に考察し、事実を正確にとらえ、後世に判断するとともに適切に表現する能力と態度を育てる」が該当する。
     「現代の社会的事象に対する関心を高め」は、「なぜそのようになっているのか」ということや、「それは何か」という疑問を持つことが大切だということを示している。関心には、「興味を持つ」「注意をする」という意味がある。つまり、そのことを今よりも深く考えることである。例えば、部活動で「足が速くなりたい」と考えたときに、どのようにしたら足が速くなるのかを考えるかと思う。自分が今よりも成長したい、知りたいと思うことが大切である。...

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