(2017)慶應通信総合科目「社会学(A)」でS評価をいただいたレポートです。セクション16『教育』からテーマ選定しています。
※レポート作成の参考としてご利用ください。合格を約束するものではありませんので、丸写しはご遠慮願います。
'17社会学(A)
「学校や大学は、感情的知能の発達にもっと重点を置くべきだろうか」
(セクション16 『教育』より)
1.この課題を選んだ理由
「感情的知能」は、テキスト『社会学 第四版』にもその書名が記載され(p.636)、ベストセラーにもなった『EQ こころの知能指数』の中で以下のように定義されている。「知能テストで測定されるIQとは質の異なる頭の良さであり、自分の本当の気持ちを自覚し尊重して、心から納得できる決断を下す能力。衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御する能力。他人の気持ちを感じとる共感能力。集団の中で調和を保ち、協力しあう社会的能力」(p.1)。感情的知能を“EQ”と表現し、「EQは教育可能だ」(p.8)と説いている。他人の言動を敏感に予測、理解するが、それに振り回されない。自分を傷つける人間関係には見切りをつけるが、他者を傷つけることもしない。円滑にコミュニケーションをとることができて、明るさ、意欲、安らぎといった積極的な思考や情動により、好ましい成果をもたらすことができる無形の資産となるのだ。「考える知性と、感じる知性と。私たちが人生を...