平成29年後期メディア授業の最終レポートです。
課題 わが国における国会と内閣との関係について述べよ。
立憲民主制の統治形態として、直接民主制、会議制、議院内閣制、内閣統治性、大統領制、執政府制の六つの基本類型に分類できる。
六つの基本類型とは
1. 直接民主制
市民権を有する全市民が人民集会に出席して、政策決定の機能を遂行するのみならず、政策執行や司法的性質の執行にも関与する統治類型である。
政策執行は通常、選挙で選任された官吏に委ねられる。この類型は、ギリシャの都市国家やアメリカ植民地時代のタウン会議にみられるが、現存していない。
2. 会議制
国民によって選出された立法議会が、他のすべての国家機関に対して絶対的な支配権を持ち、主権者である国民に対してのみ責任を負う制度である。立憲民主制の統治類型のうちで最も悪評の高い統治類型である。会議制は、フランス革命時に一時的に採択され、第二次世界大戦後には旧ソ連勢力圏において復活した。専制主義と民主主義の二面性を有する統治形態である。
3. 議院内閣制
議会の構成員が同時に内閣の構成員であり、立法権と行政権ともつ内閣が立法議会に対して責任を負っている統治類型の事であ...