日大通信:英語学概説(分冊1)2017

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    資料紹介

    A評価をいただいたレポートです。
    「全体を通してよく説明できています。誤りもありません」と評価いただいています。
    図書館に籠って、時間をかけて必死に仕上げたレポートです。
    ぜひ参考にしていただけますと幸いです。

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    【英語学概説(分冊1)】2017

    ○教材の第5章(形態論)を学習するにあたり、自然言語における「語」という単位を理解することが重要となるが、句や文とは区別される語という単位を設定することの必要性について論じよ。
    語は、内部構造を持ち、構造にも意味にも規則性が見られる。その点では、句や文が、語から組み立てられる際の仕組み(統語)と類似している。しかし、語は、基礎単位として緊密なまとまりをなし、話者のメンタルレキシコン(心内辞書)に記憶されるため、句や文には見られない「語彙性」と呼ばれる性質も示す。つまり、語は、規則性と語彙性の相反する二つの性質を持っている。一方、句や文の構成は、併合という操作によって行われ、文相互の関連づけは、要素の転移をもたらす移動という操作によって行われるという性質がある。以下に主に語の性質を示し、語という単位を設定する必要性を考える。

     語形成には、接辞付加、複合、転換、逆成など、様々な方法があり、同時に様々な制約もある。その一つに、語形成の二分枝分かれの制約がある。三分枝以上とならない理由は、例えば接辞の選択制限で、特定の接辞が同時に二つの要素を選択する事例...

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