資料紹介

教育方法論　第一課題・第一設題　評価S　｛ヘルバルトの「教授形式の５段階」について、その長所と短所を論じてください｝
講評欄抜粋
「最高のS評価」

参考文献
教育方法論ー原理と実践の歴史ー　齋藤新治
聖徳大学短期大学部通信教育部　平成２６年２月１日

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ヘルバルトの「教授形式の５段階」についてその長所と短所を論じてください。
１、はじめに
ヘルバルトは科学的教育学の建設者といわれている。それは経験にたよる従来の教育観
を乗り越え、これを統一的原理のもとに一貫した全体的体系をもつ学問にまで高める点に
ある。したがって、彼の教授論もきわめて整然とした体系的特徴を持つ。その中心は、「教
育的教授」の主張にあると言える。
２、教授方法
「品性の陶冶」を教育の目的としたヘルバルトは、その方法として、「教授」（Unterricht）
と「訓練」（Zucht）と「管理」（Regierung ）という３つの概念をもって考えた。ヘルバル
トが学校の中心的機能に位置づけた「教授」とは、決して知識や技能を一方的に教えこん
だり，機械的に記憶させたりすることではなく，子どもに興味・関心をもたせるための教
師の教育的活動を重視している。
子どもが学習対象や学習課題に魅力を感じ，意欲的に追求していく「態勢」（姿勢）を培
っていくことが教授の使命であると考えたヘルバルトは、その精神的興味を「思想圏」と
呼び、思想圏の形成を任務とする「教授」を体系化した。...

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