S0626法律学概論(第2設題)佛教大学通信教育課程

閲覧数1,481
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    C判定合格をいただいたレポートです。ご自身の学びにご活用ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「医療をめぐる法律問題について。」
     現代における医療と法の問題については、おもに二つの側面からアプローチすることができる。第一に、医療における患者の権利の確立に関する諸問題である。従来の医療は、恩恵的・権威主義的色彩を帯びており、必ずしも患者の立場に立ったものではなかった。近時は、この点の反省のうえに立ち、医師と患者の関係を権利義務に基づいた関係に変えていくことによって適切な医療を確立しようとする動きが顕著である。その具体的な表れとしては、患者の自己決定権の承認や、医師の医療過誤責任を追及する訴訟の増加などをあげることができる。
     第二は、近時の医学の急速な進歩により生じてきた一連の問題である。医学の急速な進歩は、従来では予想できなかった数多くの可能性を生み出し、人間の誕生や死亡、そして遺伝子にまで、医学技術によるコントロールが及びつつある。実際に臨床応用されている技術の代表例が、体外受精・胚移植などの技術を用いた生殖補助医療や、脳死と判定された患者の臓器を用いた移植医療である。さらに、人間の遺伝子やクローンに関連する技術のように、まだほとんど臨床応用されていないが、今後の医療を飛躍...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。