P6101 英米文学概論第2設題

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    設題2:エマスン、ソロー、ホイットマン、ジェイムズ、ドライサー、フロスト、パウンドについて述べなさい。
    エマスン(1803-1882)
    エマスンはボストンの牧師の4男として生まれ、後に神学を修めて自身も牧師となった。1836年に「自然論」を出版した。真理は経験を超えた直感によって把握される、とする超絶主義の中心思想が述べられている本である。エマスンは西洋文明の伝統からもアメリカ宗教の伝統からも自己信頼によって独立できると説き、自然は思想の化身であるとして自然を神の意思の現れと見た。「アメリカ人学者」は、学者の義務として「自己信頼」を説いた演説であり、アメリカの知的独立宣言書といわれている。コンコードの彼の家には様々な牧師や文人らが集まり、コンコード・グループの中心人物となり「コンコードの聖人」と呼ばれた。44歳の時には詩集も出し、詩人としての一面も見せた。43歳のときに親友ラスキンの「世界史は偉人の伝記にある」とする『英雄崇拝論』にならい、非凡な人物が神の心を表しているとした「偉人論」を出版した。これはイギリス旅行での講演を集めたものであるが、彼の講演が一般の人からも広く求められたのは...

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