佛教大学 道徳教育の研究
科目コード:Z1106、Z1115の
試験対策6題です。
2018年度に78点で合格しました。
その際は4番が出題されました。
どうぞ試験勉強に
ご活用ください。
1.教育基本法の改正によって、道徳教育はいかに変化したかについて述べよ。
2.家庭における道徳教育の役割について述べよ。
3.学校における道徳教育の役割について述べよ。
4.地域社会における道徳教育の役割について述べよ。
5.人間にとって自律的な生き方とは何かについて述べよ。
6.国際理解教育と郷土愛の道徳的意味について述べよ。
<参考文献>
「道徳教育の基礎」 佛教大学 田中圭治郎編著
道徳教育の研究 試験対策 Z1115(Z1106)
1.教育基本法の改正によって、道徳教育はいかに変化したかについて述べよ。
2006 年に、約 60 年ぶりに教育基本法は改正され、その中で道徳教育は「教育の目標」
において、「豊かな情操と道徳心を培う」の文言が明示された。旧来の教育基本法では、道
徳教育に関して規定されておらず、学習指導要領の中に位置づけられていたに過ぎなかっ
た。つまりこの改正によって、学校教育の中の道徳教育は、法的規制が強まったといえる。
そして教育基本法の改正により、学習指導要領も併せて改訂されており、従来からの理
念である「生きる力の育成」及びそれを支える「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」
の調和の重要性が示された。一方で道徳教育に関しては伝統や文化の継承・発展、公共の
精神などを規定するとともに、「道徳の時間」を要として学校教育活動全体を通じて行うこ
とを明記している。
「知」に関わる教科が、社会情勢によってその都度増減を繰り返してきたのに対し、議
論や批判はあるものの「道徳の時間」特設以降、常にその充実が図られてきた。それは、
現代社会で生じ...