佛教大学
社会学概論【T0510】第1投題の
2018年度A判定合格レポートです。
科目コードが違っても
同一投題ならば対応可能です。
所見は以下のようでした。
「ホッブズ問題、主意主義的行為理論、社会的行為からシステムとしての社会までの分析視点、社会の維持存続のための機能的要件、AGIL図式などパーソンズの社会学の基本的性格がよくまとめられています。」
参考文献はテキストのみで、
わかりやすい文章構成となっているので
参考にしていただければ
高評価を頂けると思います。
是非、有効に活用してください。
T0510 社会学概論 第 1 設題
(1)
タ ルコッ ト・ パーソ ンズの 社会学 の性格 につ いて述 べよ。
1. 社 会 学 とは
社会学とは一体どのような学問なのだろうか。まずその定義を確かめ
るためにも辞書で調べると「人間の社会的行為と関連付けながら、社会
生活・社会組織・社会問題などのしくみを明らかにしようとする学問」
(三省堂大辞林)と表されている。では具体的にはどのような学問なの
かと聞かれると、それに解答するのは難しい。その理由には社会学の分
野が非常に多岐にわたり、様々な事象と関連することが挙げられるだろ
う。そもそも社会学の歴史は浅い。19世紀前半にフランスのコントとい
う人物が初めて、「社会学」という言葉を創作し用いるようになった。天
文 学・哲 学・数学・政治学・生物 学など の諸 学に比 べて大変 若く、約 200
年 前に誕 生し た学問 である のだ。
2. タ ル コ ット・ パーソ ンズ の社会 学の概 要
それでは本稿の中心となるタルコット・パーソンズという人物につい
て述べていく。パーソンズは1902年アメリカ...