佛教大学「東洋の歴史」(アジア史)
科目最終試験過去問6題とその答案です。
東洋の歴史・アジア史という科目ならば
科目最終試験の問題は同一のため対応できます。
この6問の中から出題されており
これさえ勉強すれば合格できると思います。
なお、各題末に記してある
【 】内のものを私は選択しています。
1.次の事項から一つを選択し、文化の具体的内容と特徴について述べよ。
①前漢・後漢の文化 ②明代の文化 ③清代の文化 ④新文化運動
【➀を選択】
2.次の設問から一つを選択し解答せよ
①第一次国共合作の成立の背景と崩壊の原因について述べよ。
②アヘン戦争の原因と結果について述べよ。
③春秋から戦国時代にかけて社会が大きく転換した。それは何がどのように変動・転換したのか、具体的に述べよ。
④唐から宋にかけて中国社会が大きく変化した。それは何がどのように変動・転換したのか、具体的に述べよ。
【⓶を選択】
3.次の事項より一つを選択し、歴史的な解説をせよ。
①儒学 ②安史の乱 ③変法運動 ④革命運動
【⓶を選択】
4.次の民衆反乱から一つを選択して解答せよ。
①黄巾の乱 ②紅巾の乱 ③太平天国運動 ④義和団運動
【⓷を選択】
5.儒教・道教・キリスト教から一つを選択し、それが歴代の王朝でどのように取り扱われてきたかについて述べよ。
【キリスト教を選択】
6.次の事項から一つを選択し、両者(漢民族と異民族)が政治的・社会的・文化的に相互にどのように影響し合ったかについて述べよ。
①漢と匈奴 ② 宋朝と遼・金 ③ 明朝とタタール・オイラート
【➀を選択】
私の時は1番が出題され
90点で合格することが出来ました。
<参考文献>
「東洋史概論」 佛教大学 岩見宏・清水稔 編
次の事項から一つを選択し、文化の具体的内容と特徴について述べよ
➀前漢・後漢の文化 ⓶明代の文化 ⓷清代の文化 ⓸新文化運動
➀を選択する。
漢とは紀元前3世紀末に秦が倒れ、劉邦が建国したものであり、途中王莽による「新」王朝が挟まったものの、紀元後2世紀ごろまで続いた王朝である。この王莽による中断により、「前漢」「後漢」と区別することが多い。本稿では前漢・後漢時代の学問や書道などの文化面について述べていく。
漢初期では、無為自然を掲げる思想が広まっていたが、国の基礎が固まるにつれ儒学を学ぶものが多くなっていった。武帝は董仲舒の進言を受け入れ官吏登用制度として儒学の精神に基づくものを創設し、また五経博士を置きそのもとに弟子をつけて教育させるなど、儒学を政府公認の学問とした。いわゆる儒学の官学化である。漢代の儒学には三つの特徴があり、第一に儒学が著しく形式主義となったことだ。官学化された儒学は皇帝の尊厳化の道具として使用されたのである。第二に儒学の多様化が挙げられる。学問が儒学に統一されると、他の学派も吸収して変質せざるを得なくなった。第三は訓詁学である。これは儒学の経典の一字一句...