【在宅看護学】
模擬事例を用いて、ヘンダーソンの14項目に基づき、誤嚥性肺炎のアセスメントをおこないました。病態生理や正常・異常から細かくアセスメントするよう心掛けており、教員からは「アセスメントgoodです。在宅の視点でアセスメントできています」と評価をいただきました。看護問題の抽出・看護計画立案はありません。この資料は14項目中、⑧清潔~⑭学習までです。
ヘンダーソンの
14 の基本的欲求
情報 情報の分析・解釈
⑧清潔 <S>
妻「口と唇にはちみつを塗っている。カピカピが取
れるの。私のこだわりやけど私のやり方を通させて
もらっているんです」
<O>
診断名:誤嚥性肺炎
オムツ交換(4 回/日)、訪問入浴(1 回/週)、電気
シェーバーで口周りと顎の髭を剃る。足浴時、垢が
多量に除去。訪問入浴日に微熱があり 2 週連続で入
浴中止となっており、退院後は訪問看護で行う清拭
のみ。口腔ケア時、スポンジブラシに粘稠痰多量に
付着。口唇乾燥・ひび割れあり。褥瘡処置時、腹部・
臀部に尿汚染あり。
誤嚥性肺炎は再発予防が重要であり、不顕性誤嚥への対策として口腔ケアを行っていく必
要がある。口腔ケアの目的は、口腔衛生管理に加え、口腔機能の維持と回復のためである。
A氏は口腔ケア時に多量の粘稠痰が確認されているが、痰の貯留が著明になると、窒息・
肺炎・ガス交換障害など様々が合併症のリスクが高くなる。そのため、頬粘膜・口蓋・歯
茎の付け根・舌など分泌物が貯留しやすい部位は念入りにケアを行う。高齢者は唾液腺へ
の物理的刺激の減少により唾液...