平成29・30年度の報告課題です。
青年期に関わる本を購入してじっくりと書き上げました。
参考にぜひご活用ください
青年期とは、子どもから大人になっていく、自分を確立する時期である。この大人になる
ための心理的猶予期間をモラトリアムというが、最近では職業の選択の自由や価値観の多
様化に伴い、社会人になってもモラトリアムから抜け出せない大人が多く、青年期という
のは年齢が定まっていない。
青年期は前期・中期・後期と大きく3つに分けられるが、モラトリアムの期間が定まっ
ていないように、いつ青年期のどの段階を迎えるかは個人差がある。前期(思春期)は中
学生頃。第二次性徴と呼ばれる身体的変化が現れる。男子は声変わり・精通、女子は初潮・
乳房の発育などの発達が起こり、関心が自分へと向けられ、周りとも比較するようになる。
この第二次性徴をきっかけとし、自分の身体的なイメージから大人の自己像を創り上げて
いくことになる。最近では、小学生の段階で身体的変化を迎える子どももいると聞く。心
理的には児童である子どもに対して、大人の始まりを迎えた子に学校や親がどのようなサ
ポートをして子供の悩みに向き合うかは重要。学生生活の中で「友達からどう思われてい
る」「先生は自分のことをこう思っている」と思い込んでしまう悩みもあ...