(1) 近年の生徒・児童に関する課題として、不登校児童・生徒の増加や子供による暴力行為の増加などがあげられる。学級経営とはそれらの課題について学級単位において行う取り組み全体を言い、生徒指導もその中に含まれる。不登校という課題の背景は複雑であり、教育的観点からのみで解決することは難しいが、不登校を「問題行動」であり、児童・生徒が悪いといった偏見を持つのではなく、共感的理解や需要の姿勢が必要であるとされる。不登校になってしまっている子供の自己肯定感を高めることや、信頼関係を築くことが重要である。やはり教員には高いコミュニケーション能力とそれに関係する知識が必要であろう。子供は自身を分かってもらい...