2017年度のシラバスで作成しています。
A判定をいただきました。
参考までに。
テキストの内容を踏まえ、国語科教育の内容と方法について論述しなさい。
国語学力の「基礎」「基本」とは何か。「基礎」は「言語活動力」、「基本」は「思考認識の技術(考え方)」「学習の技術(学び方)」になる。これは、思考や学習の道具であり、学習を保障する。つまり、学力の基本となり、国語科では「話す・聞く」「書く」「読む」といった言語技術は、国語科で指導すべき固有の<教科内容>となる。では、具体的にどのような指導が求められるのだろうか。
(1章)「音声言語」の指導のポイント
話すこと・聞くことの教育では音声言語の価値や意義を理解し、その良さを生かせるよう授業に取り組む必要がある。話すこと・聞くことの授業の目的は音声言語によるコミュニケーションを成立させることだ。相手との双方向のやり取りを基本とし、コミュニケーションを成立「させ」、新たな人間関係をつくる力が求められる。その時、「肉声のもつ力」「話し合う力の育成」「音声言語と文字言語のちがい」の三点を理解しておく。
具体的な指導内容として特に大切なポイントが三つある。
①朗読・群読で声を届け合う。
これは、肉声のもつ力を、学びに生かす取り...