【玉川大学】通信教育部「体育指導法」第1分冊<B評価>

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    近年の子供たちの発育・発達状況や心の問題を踏まえつつ、これからの体育科の役割について叙述する。まず、近年の子供たちを取り巻く環境の変化により、子供たちの生活習慣も変化し、生活の夜型化、食生活の乱れや慢性の睡眠不足などのさまざまな問題を招いている。これらは子供の心身の発育・発達に大きな影響を及ぼしている。生活の夜型化により、就寝時間が遅くなり、朝食を抜く子供が増加し、耐性や協調性を欠いた、キレやすい子供を多く生み出した。また、近年特に携帯電話やパソコン、テレビ、ゲーム機などの電子メディアが急速に発達し、室内で、一人で、楽しめる環境が整っている。しかし、これが子供の運動不足や社会性の低下を招いているという指摘もある。現代の子供たちは電子メディアや漫画などの、映像や文字からの間接的な体験から知識を得ることもできる。しかし、挫折や困難を乗り越えるためのたくましさを育成するためにも、実体験の必要である。仲間との運動遊びは、子供の心身の発達にとって必要なものであり、かつての子供たちは、仲間との「外遊び」を行うことにより、暴力性を発散させ、手加減や我慢を学ぶことにより、身体機能の発育・発達、精神の発...

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