米文学史(第2設題)

閲覧数1,360
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    (1)アメリカン・ルネッサンスについて、具体的な作家、及びその作品名を挙げて論じなさい。
    (2)ベトナム戦争とアメリカ文学について、具体的な作家、及びその作品名を挙げて論じなさい。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    (1)アメリカン・ルネッサンスについて、具体的な作家及びその作品名を挙げて論じなさい。
    ホイットマンの「草の葉(Leaves of Glass)」について論じる。詩集「草の葉」の初版は1855年である。序文と12編の詩が載った、わずか95貢の薄い詩集であった。この初版の「草の葉」の貢数の半分以上を占めていたのが、引用した「わたし自身の歌」だった。その意味でも、この詩は詩集「草の葉」の根幹をなす詩である。
    詩集「草の葉」の大きな特徴は成長をつづけた点にある。つまりホイットマンは、この詩集に詩をたえず書き足し、また掲載していた詩をたえず書き直した。改版版の出版は9回にもおよんだ。最後の1892年の臨終版「草の葉」では、383編の詩が載った438貢の分厚い詩集となった。まさに草の葉が年とともに生いしげるように、この詩集も成長をつづけたのである。そして米国を代表する詩集となった。
    引用した冒頭の第一部からも分かるように、「わたし自身の歌」はそれまでの西洋の詩の長い伝統であった定型詩から遠く離れた自由詩である。伝統的な脚韻も韻律も無視している。また、スタンザの長さもばらばらである。現在では、自由...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。