連関資料 :: 変圧器

資料:3件

  • 変圧
  • 1 目的  変圧器の動作原理を理解し、無負荷試験・短絡試験から負荷運転特性を知る方法を習得する。 2 原理 変圧の基本原理 入力巻線(一次巻線)の交流電流により変化する磁場を発生させ、それを相互インダクタンスで結合された出力巻線(二次巻線)に伝え、再び電流に変換している。 変圧器によって電圧を変更することを変圧(へんあつ)といい、電圧を上昇させることを昇圧(しょうあつ)、逆に下降させることを降圧(こうあつ)という。 変圧比 一次電圧 V1 と二次電圧 V2 の比を変圧比(へんあつひ)という。 また、一次巻数 N1 と二次巻数 N2 の比を巻数比(まきすうひ)という。 変圧比と巻数比は等しい。 変流比 一次電流 I1 と二次電流 I2 の比を変流比(へんりゅうひ)という。 変流比は、変圧比および巻数比の逆数に等しい。 励磁電流 鉄心に主磁束を形成する電流が励磁電流(れいじでんりゅう)である。理想的な変圧器では、励磁電流の位相は一次電圧よりも 90° 遅れる。実際には鉄心の磁気飽和やヒステリシス現象により励磁電流の波形は主に奇数次の高調波ひずみを含む。 損失 無負荷損(鉄損): 通電(励磁)している場合負荷の大きさに関係なく生じる損失。 負荷損 : 負荷電流の2乗にほぼ比例する損失である。 銅損 : 巻線の電気伝導体の電気抵抗によるジュール損。 漂遊負荷損 : 漏れ磁束による変圧器各部に生ずる渦電流損。  図2.1に理想変圧器の無負荷時の回路図を示す。 この回路においてIoは磁束をつくるためのもので励磁電流という。また一次側電圧V1、二次側電圧V2の比である変圧比と、コイルの一次側の巻き数N1、二次側の巻き数N2の比は の関係であり、これを巻線比aで表す。  次に負荷があるときの回路図を図2.2に示す。 この回路において式(1)の関係が成り立ち、また から となることがわかる。  実際の変圧比は次の二つのものがある。 (a)鉄損を表す抵抗Ro (b)  一次巻線抵抗r1    一次巻線もれインダクタンスl1 二次巻線抵抗r2    二次巻線もれインダクタンスl2 上の点をふまえた実際の変圧器の回路図を図2.3に示す この回路において鉄損回路は回路の前に持ってくることができるので図2.4のように回路を変形することができる。 図2.4においてx-x’からみたときのインピーダンスZxx’は となる。  以上から回路を図2.5のように変形することができる この回路において である。これを二次側回路の一次側への換算という。 3 使用器具              台数  型番   シリアルナンバー  メーカー 電流計          2台  2013   61AE0041    YOKOGAWA 2013 69AE6078 YOKOGAWA 電力計          2台 2041  60AN1760    YOKOGAWA 2041 67AN0922    YOKOGAWA デジタルマルチメーター  2台 MD-706  9010041     Shimadzu MD-706  9010064 Shimadzu スライドドランス     1台 S-130-15  YAMABISHI 昇圧用変圧器       1台 D40-23 9880.1      SEIKOSHA 供試用変圧器       1台 D40-23 9880.2  SEIKOSHA 総合負荷装置       1台 L91-112         YAMABISHI 4 実験方法 4.
  • 変圧器
  • 550 販売中 2007/11/14
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  • 変圧について
  • ・概要 今回の実験は単相変圧器を用いて巻数比の測定と極性試験、無負荷損および励磁電流を測定から励磁アドミタンスの計算、負荷損およびインピーダンス電圧の測定からパーセントインピーダンス、電圧変動率の計算、規約効率の算定する実験を行った。 まず、既知の巻数比を持った変圧器において、巻数比の測定・極性試験を行って、理論的な値と比較し正確な実験値を得ることができた。また極性試験ではu−U間を接続して減極性を得たが、v−V間で同様の実験を行っても同じ減極性を得られv−U,u−Vのとき加極性の結果を得た。これは一次電圧と二次電圧の位相と接続方法によって、その極性が得られるとわかった。 つぎに一次側と二次側の巻線電圧を測定した。オームの法則より抵抗値は求まるが実際に動いているときの巻線の温度を考慮して計算しなおし、動作時に近い値を算出した。 最後に無負荷特性試験と短絡特性試験を行い、それらから得られた値からパーセント抵抗、パーセントリアクタンス、電圧変動率、規約効率などを求めた。 今回の実験で単相変圧器の試験方法、また効率、抵抗、変動率などの値を試験で得られた値を使い、算出することが出来た。 ・目的 今回の実験では ・単相変圧器を巻線比の測定法および極性試験の方法を取得する。 ・変圧器の無負荷損および励磁電流を測定して無負荷特性を理解し、また励磁アドミタンスの計算を行う。 ・変圧器の負荷損およびインピーダンス電圧の測定法を習得し、その結果からパーセントインピーダンス、電圧変動率の計算法、規約効率の算定法などを理解する。 ・実験方法 ・巻数比の測定 1.1kVAの変圧器を用いて、一次(100V)側に100Vを印可するように、図1のように接続する。 2.V1,V2の読みを表に記録し、巻数比を計算する。 3.電源電圧を変えて同様の実験を行い、結果を確かめる。
  • レポート 理工学 電気 電子 実験
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