資料:3件
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バブル崩壊と開発援助
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1.はじめに
1986年11月から1991年2月までの51ヶ月間続き、1987年度から4年間の実質GDP伸び率は4%を超えたバブル景気。私はこのような機会が与えられるまでバブル景気についてわずかな知識しかなかった。このレポートを自分の興味のある分野とリンクさせていきたい。このレポートのタイトルは「バブル崩壊と国際協力開発」だ。私は国際開発に興味があるので、バブル崩壊が日本の国際開発にどのような影響を与えたのかリサーチしてみたいと思う。
2.バブル経済の説明
バブルとは一般に景気が不況から回復しようとするときにおきる金融温和によってひきおこされるものだ。不況による低金利のためマネーサプライが増えると、人々はお金を手にし、資産投資をするようになる。そうすると資産の価値は上がり、人々は値上がりしそうな資産を買おうとする。その繰り返しで資産価値はどんどん高騰していき、資産を買おうという動きが増大していく。これがバブルと言われるものだ。
1991年から1992年にかけて景気動向指数が急激に下がっている。これがバブル崩壊だ。バブル崩壊の説明としては、まず日本銀行が1990年までに日本経済を引き締めるために5回の公定歩合の引き上げが行われた。これで実に1987年の2.5%から6%へとわずか数年の間で大きく公定歩合が変動したことになる。このことで金融市場での、金利が引き上げられた。金利が引き上げられると市場に流通する資金量が減少し、株式市場では株価が、不動産市場では不動産価格が下落した。このサイクルが続き、バブル経済の崩壊へといたった。
3.開発援助の説明と現状
日本はODAをはじめ、政府の諸機関やNGOなどの民間機関などの援助で世界でも有数の援助国になっている。その中でも日本のODAは上のグラフの通り、昨年アメリカに次ぐ2位の政府開発援助実績を誇る。私はこの日本のODAに着目してレポートを進めていこうと思う。
ODAとはOfficial Development Assistance(政府開発援助)の頭文字を取ったもので、政府または政府の実施機関によって開発途上国または国際機関に供与される。主に開発途上国の経済・社会の発展や福祉の向上に役立つために行う資金・技術提供による協力のことである。その協力には2種類あり無償資金協力と、有償資金協力である。ここではこの話は取り上げないことにする。下記の2つのグラフはODAの実績援助をどこの地域に協力したのかと、主にどのような部門に協力資金を当てているのか、というものだ。
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