羅生門 (小説)
『羅生門』(らしょうもん)は、芥川龍之介の小説。『今昔物語集』の本朝世俗部巻二十九「羅城
門登上層見死人盗人語第十八」を基に、巻三十一「太刀帯陣売魚姫語第三十一」の内容を一部に交
える形で書かれたものである。生きるための悪という人間のエゴイズムを克明に描き出した。
タイトルの由来は朱雀大路にある平安京の正門の羅城門である。門の方は羅城門であるが、羅城門
は近代まで羅生門と表記されることが多く先行作品である観世信光の謡曲もタイトルは「羅生門」
になっている。
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