2017年度玉川大学通信教育学部の課題レポートです。
【略題】学校の教育課程編成
【課題】「学習指導要領体制」を端的に説明した上で、現在の学校教育において教育課程編成の際に教師に望まれること、ものについてまとめ、最後に自身の見解を述べよ
【評価】A
科目コード 7834 「教育課程編成論(小)」第 1 分冊
文部科学省が編成している学習指導要領。これはほぼ
10 年ごとに改訂しているが、教師の関心はあまり高くな
く、関心先は教科書にいってしまっている。なぜこうい
った状況となってしまったのか。これから、教育課程の
在り方を示す「学習指導要領体制」とその問題点、教育
課程を編成する意義について述べていく。
学習指導要領体制の大きな特質として、「役割分担制」
であることが挙げられる。これは、文部科学省が学習指
導要領を編成し、学校で教えるべき「教育目標・内容」
を決める。それを受けて、各学校や教師が「教育方法」
を創意工夫するという、明確な役割分担がされていると
いうことだ。
また教科書は、文部省が発行した解説書(指導書)を
もとに、教科書会社が作成する。そして、文部省の検定
で合格を得たもののみ検定教科書として発行され、教師
はこの教科書を使うことが義務付けられている。学校や
教師は独自に固有の教育課程を編成することは許されず、
教科書に相当するものの使用や、検定教科書以外を使用
した指導をすることができない。
こういった学...