2017年度玉川大学通信教育学部の課題レポートです。
【略題】自我(自己)の形成
【課題】乳児期から青年期までの自我(自己)の発達を捉えるとともに、自我の発達を踏まえた指導の在り方について考察せよ
【評価】A
科目コード 07803 「学習・発達論」第 1 分冊
子どもは周囲の環境との働きかけや関わりによって、
様々な成長をしていく。出来ることが増えてき、それと
同時に自我も芽生え、発達する。子どもは乳児期から青
年期まで、どのように自我が芽生え、発達していくのか、
またそれぞれの時期において、人との関係性の変化や指
導の在り方について述べていく。
出生後から 1 歳半、または 2 歳頃までは乳児期とされ
る。この時期は、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚などの
五感を働かせながら、外界を取り入れていく時期であり、
心身が著しく発達し、生活リズムの形成を始める。乳児
期前半では、泣く、笑うなどの表情の変化や身体の動き、
「アー」「ブー」などの喃語を発することで自分の欲求を
表現する。乳児期後半になると、寝返りや這い這いとい
った運動の獲得や、自分と人とものという三項関係の成
立、「~デハナク~ダ」という方向転換ができるようにな
り言葉を増やしていく。また、最初は人物の見分けが出
来ず誰にでも広く愛着行動を示していたが、次第に保護
者などの 1 人か数人に対してのみ相互交渉を展開、やが
て人見知...