2018年度玉川大学通信教育学部の課題レポートです。
【略題】健康観について
【課題】WHOの健康の定義で、積極的な健康観と思われるところを、グローバルな視点から述べよ
【評価】A
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は じ め に
現在の日本は世界的に見ても平均寿命は長
く、長寿国として代表される。しかし一方で
自殺が蔓延しており、年間2万人を超え、20
代・30代における死因の第1位であるなど重
大な社会問題となっている。一見「健康」で
あるように思えるが、自ら生命を絶つ人々も
多いこの国。果たして人々は本当に健康なの
であろうか。そもそも、健康とは一体どのよ
う な も の な の だ ろ う か 。
健 康 と は
私たち日本人が健康に暮らす権利は、日本
国憲法第25条で『すべての国民は、健康で文
化的な最低限度の生活を営む権利を有する』
と謳われている。しかしこれでは「健康」の
定義も曖昧で、漠然としてしまっている。
国際連合の専門機関として1948年に設立さ
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神的および社会的に完全に安寧な状態であっ
て、たんに病気ではないとか、病弱でないと
かに止まるものではない』〔(1),14頁〕として
い る 。
ここで注目すべき点は「身体的、精神的お
よび社会的」に分けたことと、単に、「無病
息災」を健康の定義として...