国文学史Ⅱ 分冊1

閲覧数2,310
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    H29-30年度の日本大学 国文学史Ⅱ 分冊1の合格レポートです。
    拙い文ですが、参考になれば幸いです。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国文学史Ⅱ 分冊1
    自然主義文学の特性について述べ、代表的作家とその作品について解説せよ。ポイント→
    日本の自然主義文学の成立、ヨーロッパ文学の影響、告白の形式、雑誌・メディアとの関
    係 キーワード→早稲田文学、告白と暴露、島崎藤村、田山花袋
    自然主義とはナチュラリズムの訳である。19 世紀後半にフランスのエミール・ゾラが定
    義した学説が始まりとされており、ロマン主義文学への反発を根底に、人間の一生を社会
    的環境・生物学的遺伝から構築し、客観的に描写しようとするものである。日本の自然主
    義は、明治 30 年代の小杉天外・永井荷風らによるゾライズムを契機に、30 年代末から 40
    年代に島崎藤村や田山花袋らを中心に興隆した。日本特有の自然主義の性格として、技巧
    を排した客観的な描写と自己告白への要求を含有し、視野を個人の身辺に限定した観照の
    リアリズムが決定的なものとなっている。
    明治 39 年に島崎藤村より発表された『破戒』は自然主義文学として圧倒的な評価を得た。
    本作は、被差別部落出身の青年が社会の不合理に疑念を抱き苦悩する社会小説である。ま
    た、藤村は作家として苦悩する<私>...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。