H29-30年度の日本大学 国語音声学 分冊2の合格レポートです。拙い文ですが、参考になれば幸いです。
国語音声学 分冊2
(1)日本語の方言アクセントは、大きく4つのタイプに分類される。どのような分類か。
日本語の方言には、語彙、語法、アクセントなど様々な違いがある。中でもアクセント
は、同じ言葉であっても地方によって高低が異なる。アクセントの特徴で日本語の方言を
見ると、東京式アクセント、京阪式アクセント、鹿児島式(2型式)アクセント、1型式
アクセントの4種類に分類できる。
東京式アクセントは、中部地方、関東地方、北部の東北地方、北海道ならびに中国地方、
福岡・大分の東部にあたる。東京式アクセントは共通語のもととなっており、第1音節が
低く、それ以後は後接する助詞を含めて全て高い「平板型」、第1音節が低くそれ以後が高
いが、後接する助詞は低い「尾高型」、第1音節が低くそれ以後が高いが語の終わる前に低
くなる「中高型」、第1音節が高くそれ以後の音節が低い「頭高型」の4種類のアクセント
の型が見られる。
京阪式アクセントは近畿、四国、ならびに北陸の福井・石川・富山県に分布する。特徴
は2点ある。1点目は、高いところから低いところに降りる「下降調」がある。東京式で
は「高」と「低...