2017年度 A評価のレポートです。
◆設題
乳幼児期の言葉獲得の過程と保育者の関わりについて、1500字程度で述べなさい。
◆参考資料としてご活用ください。
設題1 乳幼児期の言葉獲得の過程と保育者の関わりについて、1500 字程度で述べなさい。
ことばとは私たちにとってどのようなものであるか。
それは、他者とのコミュニケーションの道具であり、獲得された言葉は内面化され思考
の道具となる。そして、外言から内言として機能するようになると、幼いころには難しい
感情や行動のコントロールも自分でできるようになっていく。
ことばを使うことは人間の大きな特徴である。その言語獲得の過程を年齢別に下記に記
すとともに、保育者のかかわりについて述べる。
出生から1歳頃
誕生と同時に産声をあげ、生命維持のための肺呼吸活動が開始される。この頃の発声は
空腹や不快などに伴う「泣き」が主で、表情や全身の動きと共に表される。保育者がそこ
から赤ちゃんの要求を受け止め適切な対応をすることで、情動的な関わりが生まれる。
生後1ヵ月になると泣き声ばかりではなく、「アー」「エー」などの快表現のクーイング
が聞かれ、2,3ヵ月頃から、「マママ...」「 ウググ...」といった喃語が現れる。それに
対しては返事をするように優しい言葉で語りかけ、赤ちゃんの発声活動を励ま...