資料:23件
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地域福祉論Ⅱ 設題2
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『地域福祉の基本的理念・概念をふまえた上で、
地域社会の担い手について考察しなさい。』
「地域福祉」という言葉からイメージするものは、地方自治体のサービスや、地域住民が行うボランティア活動がある。そして、かつての施設中心の措置制度から、在宅生活をベースにした福祉が浮かび、現在は本来の生活の場において、自分らしさを発揮しながら生活していくことに重点が置かれている。
少し歴史の流れをみながら、「地域福祉」について考察していきたい。
日本では、1908年中央慈善協会が発足した。その事業は、慈善団体相互の連絡、講演会の開催などであり、民間団体とされていたが、実際には行政色の強いものであった。
先駆的な事業を展開し、戦後は全国社会福祉協議会へとつながっていった。
その後、方面委員活動が起こった。方面(小地域)を作り、地域活動を組織的に展開した点で、わが国の地域福祉の源流といえよう。
そして1951年に、社会福祉協議会が結成される。
社会福祉協議会については、後で述べることとする。
また、19世紀末イギリスでは、学識者らがスラム街に住み込んで地域の問題やニーズに対応し支援する、セツルメ
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問題
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基本的理念
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地域福祉論Ⅱ②L0244
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「地域福祉の展開におけるサービスのネットワーク化について考察しなさい。」
わが国において社会福祉という言葉が使われるようになったのは、第二次世界大戦後のことである。憲法第25条の規定のなかで社会保障という言葉が使用されたことが生存権の保障が国の責任によってなされるべきものであることを国民に位置づけたといえる。高度経済成長期に社会保障・社会福祉体系が確立し、低成長期には高齢化社会を迎え、社会福祉はそれまでの施設中心・機能分散型といった性格を変え、在宅中心・機能複合型の地域福祉を基盤とする性格を持つようになった。
地域福祉、在宅福祉への直接的サービスとしてコミュニティ・ケアが必要とされた。村山重夫は、コミュニティ・ケアはコミュニティの存在を前提とし、そのためには地域住民の福祉の確保を目的とする福祉コミュニティの形成が不可欠であるとした。また、地域福祉は、①地域組織活動、②コミュニティ・ケア、③予防的社会福祉の3つから構成されると規定し、社会福祉の方向を地域福祉・在宅福祉へと転換していくのである。
在宅福祉サービスに対するニーズが急激に高まり、居宅処遇の原則に基づいて、可能な限り地域生活
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