東北福祉大学 通信教育の提出レポートです。
科目「介護概論④」
課題「①認知症高齢者の状態像についてまとめ、周辺症状(行動障害)への対応方法も含め、専門職に求められる認知症介護のあり方について論述しなさい。
② 生活の質としてのターミナルケアを実践していく上での考え方と、具体的な援助方法について論述しなさい。」
介護概論 4単位め
(課 題)
① 認知症高齢者の状態像についてまとめ、周辺症状(行動障害)への対応方法も含め、
専門職に求められる認知症介護のあり方について論述しなさい。
② 生活の質としてのターミナルケアを実践していく上での考え方と、具体的な援助方
法について論述しなさい。
(解 答)
①認知症とは、脳の神経細胞が何らかの損傷を受けて起こる病気の総称である。認知症
は記憶障害を中心とした認知機能障害(中核症状)である。その基本症状が背景にあって
出てくる不安感やその不安によって起こる行動(徘徊、妄想等)の周辺症状が合わさり、
多くの症状が出て来る。その特有な症状から、今まで行っていた仕事や日常生活を一定の
レベルに保つことが困難になる。
中核症状には、記憶障害と認知症機能障害がある。認知症の記憶障害は新しい事柄が覚
えられない。日常生活の中で、寸前の出来事が思い出せず、同じ事を何度も繰り返し尋ね
る。置き忘れやしまい忘れが多くなり、いつも捜し物をするなどがある。また、今日が何
月何日であるかも覚えられず、繰り返し日にちを聞いたりする。逆行性の記憶障害で最近
の出来事は覚...