社会・地理歴史教育法1 1単位目2単位目セット

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    [PE2130]社会・地理歴史教育法1 1単位目
     1947年の社会科の誕生から今日までの高等学校社会科の教育実践の流れとともに、2009年の学習指導要領と今後の高校地理歴史科教育に求められているものを以下にて述べる。
     1947年に6・3・3制の新学校制度の発足と同時に社会科が誕生し、それと同時に学習指導要領が形成された。当時の高等学校の社会科の理念は「青少年の現実生活の問題を中心として、青少年の社会経験を広め、また深めようとするもの」と示されていた。地理は人文地理、歴史は東洋史・西洋史と大別されているなど現在と異なる点が多数あるが、地理においては「応用できる考え方が与えられねばならぬ」とあり、この理念は現在の地理でも受け継がれている。
     その後1956年に改訂があり、その次の1960年には学習指導要領が法的拘束力を有することとなる。この改訂で人文地理は地理と称されるようになった。この時代は知識偏重の傾向にあり、知識を網羅的に学習させようという意図が改訂に見受けられる。そのきらいは1970年の改訂で更に反映され、日本史・世界史ともに「国民(日本人)としての自覚」という文言が目標に追加...

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