中央大学法学部通信教育課程 2020年 哲学 第3課題 C評価

閲覧数4,136
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2020年度、中央大学法学部通信教育課程 哲学 第3課題です。C評価でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.最高善
    技術や研究、あるいは行為や選択など、およそ人間によってなされるすべての活動は全て何らかの善を希求している。それゆえ善をもってそれぞれの行為の目的と見なさねばならないが、諸々の目的の間には、他のより高次の目的に到達するための手段となるがゆえに目的とされるものから、それ自体が目的であって、もはや他のものの手段とはならない究極的な目的にいたるまで、目的間にさまざまな高低の序列が見られる。たとえば、鞍作り術の目的は鞍であるが、鞍は乗馬のための手段であり、また乗馬は勝利を目的とする戦争のための手段となり、そして勝利は国家存立のための手段であるというように、もはや他の善きものの手段とはならず、かえって他のすべての善きものがそのための手段となるような究極の善が最高善である。だとすれば、一体何をもって人間の求めるべき最高善とすべきか。人間の求めるべき、あるいは人間が手に入れることのできる最高の善、すなわち人間的善を見定めること、それがアリストテレスがその倫理的研究によって目指した課題であった。
    2.幸福
    ところで、何が目指されるべき最高の善であるかに関しては、それは幸福であるとして、あら...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。