佛教大学 Q5101 日本史概論 第1設題 リポート

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    資料紹介

    ☆2023年度も「参考になった」とのお声を複数寄せていただきました☆
    2020年度佛教大学通信教育課程の合格リポートです。
    科目コードが違っていても設題が同じであればお役に立てると思います。あくまで参考程度になされますようお願い致します。
    設題:鎌倉幕府と執権政治について。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    鎌倉幕府と執権政治について。

    執権政治とは、鎌倉時代に源氏の嫡流の将軍ではなく、執権北条氏が幕府の実権を握り、幕政を運営した体制のことをいう。
    正治元(一一九九)年の源頼朝の死後、彼の妻の北条政子とその父時政は幕政の実権の掌握を図った。次代将軍源頼家の将軍位は剥奪され、彼の弟である実朝が将軍として担がれた。時政は初代執権と政所別当を兼任することになった。ここに北条氏による執権政治の萌芽が見られる。また、時政は幕府権力の構造矛盾を解消させるために有力御家人の合議制を発案した。しかし、将軍位をめぐる権力闘争が絶たれることはなかった。その後、時政とその実子義時との間で確執が生まれる。
    元久二(一二〇五)年に義時が二代目執権に就任した。彼も政所別当を兼任し、建保元(一二一三)年には和田義盛のもっていた侍所別当の地位をも奪取し、幕府内における北条氏の地位を高め、事実上、幕府の最高職となった。承久元(一二一九)年には幕政へ積極的に関与するようになった将軍実朝が頼家の遺児である公暁に殺害される事件が発生する。これは源氏の台頭を疎んだ義時や三浦義村の陰謀といわれている。その後公暁も殺害され、源氏の嫡...

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