【A判定】佛教大学通信教育課程のレポートです。2018年度の【S0606:美術概論Ⅰ】レポート第1設題「1-1 平成20年告示小学校学習指導要領(図画工作)が目指している、児童の作品や活動における評価の在り方について論じなさい。その際、必ず、「新しい学力観」「評価規準」について言及すること。」「1-2 平成20年告示小学校学習指導要領(図画工作)の教科目標として掲げられている「(子ども達が)感性を働かせながら、つくりだす喜びを味わう」にせまるための授業構築の要件について、あなたの考えを具体的に述べなさい。」に対応しています。テスト勉強などにどうぞ。決してまるごと提出したり剽窃したりせず、参考程度にしてください。
1-1 平成20年告示小学校学習指導要領(図画工作)が目指している、児童の作品や活動における評価の在り方について論じなさい。その際、必ず、「新しい学力観」、「評価規準」について言及すること。
新しい小学校学習指導要領が告示された平成20年の20年前、平成元年の学習指導要領改訂では「新しい学力観」が採用された。昭和の時代までは、教師が教えたことを正確に記憶することができることや、教師が与えた問題を正確に解けることを「学力が高い」と考え、教師が生徒に知識を詰め込む教育が主流であった。しかし、「新しい学力観」では、単に知識・技能を持っていることを学力と呼ぶのではなく、子ども自身が自ら課題を見つけることや、自ら考え、行動し、学びに向かっていく力を学力の基本とし、学力の定義に変化があった。
学力の定義が変わったことにより、学力を評価する評価の仕方にも変化があった。当然、知識量やテストの結果等で全てを評価するのではなく、子どもが学ぶ意欲を持っているか、また自分で考えて、行動、表現ができているかを評価するにあたって重要なこととなった。
およそ10年ごとに学習指導要領は改訂されてきており、平成...