日大通信、英語科教育法Ⅱの合格レポートです。
2019-2022年度の最新版です。
丸写しは避け、形式や考察の視点等参考にしてください。
課題
英語科教育法Ⅱ(科目コードT21000)課題1
日本の英語教育は,現在コミュニカティブな英語授業を目指し,中学校ではコミュニケーションの基礎を,高校ではコミュニケーション能力を養成することが大きな目標にあります。また教科担当は授業の主体を徐々に,より学習者中心のコミュニカティブな指導法に移行していかなくてはなりません。英語教員としてこうした新たな資質も求められ更なる研修が必要な時期ですが,現場では社会の著しい変化に伴い生活指導上の問題や学級経営や地域社会等諸々の問題などで概して思うように進んでいないのが実情と思います。
ではあまり大上段に構えず,様々な学校内での校務や教育を施しながら普段の授業準備にあまり時間をかけることなく,よりコミュニカティブな指導でしかも生涯学習にも繋がるような実践的な授業をどのような点に注意し,どのような授業を毎回創り出していくべきでしょうか?中学・高校のいずれかを選び,あなたの考えを理論と実践面(具体的な言語活動)を含めまとめなさい。
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英語科教育法Ⅱ 課題1
ポイント・キーワードと参考文献
〈ポイント〉
○ よりコミュニカティブな授業形態での指導や言語活動例を考える
○ シラバスの大きな柱となる理論を考える
○ 生涯学習を見据えた将来への布石となる授業を考える
○ コミュニカティブな授業での負の点の克服を考える
〈キーワード〉
概念・機能シラバス/伝達能力/言語活動/言語能力と運用能力/生涯教育
〈参考文献〉
英語教授法及びCLT(Communicative Language Teaching)に関する文献を参考
学校教育は大きな変革を求められている。アクティブラーニングでは、講義形式から相互対話的、自発的な学びを、大学入試改革ではこれまでのマーク式から記述式への変化が大きなポイントである。言い換えれば、これらの改革はインプットからアウトプットへの転換と言える。特にその変化の中心にあるのが英語教育である。これまでの英語教育は、「受験英語は実用的でない。」、「6年間も学んでいるのに日本の英語教育では英語が身に付かない。」などといった批判を度々受けてきた。そして求められたのが、コミュニケーションを重視した教育である。確かに、学校教育の一つの到達点を高校・大学入試としたとき、重要な能力は英文読解やリスニングのような、学習者が受動的になる内容であった。では、従来の英語教育が、どうすればコミュニカティブなものへとできるかを、高校を対象として考察する。
コミュニカティブな授業を実現するための要素として、学習者同士の対話的活動が必要となる。高校英語科では、大学入試の改革に伴い、従来よりも聞く、話す、といった音声言語としての英語学習の比率は増えてきているが、それでも大学入試に対応できる文章の読解や英作文と言...